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「居場所」づくりの切実さ

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「居場所」づくりの切実さ

五月三十日付の読売新聞のコラム記事に、筑波大学の土井隆義先生がとても重要な指摘をなさっています。すなわち、現代の中・高校生の多くは、「イツメン」(いつものメンバー)という人間関係を何よりも大切にしており、その調和を乱す振る舞いは「地雷を踏む}と言って最も忌避される。その「地雷」を踏んでしまって一人で過ごす羽目に陥った生徒は、「ぼっち」(独りぼっち)と呼ばれ、誰からも孤立してしまう。多くの生徒たちにとって、LINEなどは、「イツメン」としてつながっていることを確認する機能を持っている、と。

そして先生は、「人には、自分を肯定できる、肯定してくれる『居場所』が必要だ。」と言い、学校や大人たちが、「ぼっち」の子どもをはじめ何かと孤立しがちな生徒たちに「居場所」を与え、、あるいは創り出す努力が必要である、と結んでいます。

通信制高校がこうした生徒たちの「居場所」になっているのか、という問いは私どもにとってはかなり永遠の課題のように思われます。とりあえずは、だれもが分かり易い授業を心がけ、休みがちな生徒に、あらゆる媒体を使って通じるまで連絡を取り続けること、これが「居場所」づくりの出発点だろうと考えます。

 

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