本校の考え

実社会とつながる自立の教育を

通信制高校というのは、長いこといわば日陰者の存在に甘んじてきました。へたをすると今でも、「全日制に行かれなかった生徒たちのたまり場」、「挫折した子どもたちの居場所づくり」などと揶揄される向きもあるかも知れません。

鹿島学園高校(通信制)の登場は、そうした通信制高校のいわば負の部分を覆し、偏差値による高校―大学選びではなく、「自分の好きなこと」「自分の成りたいもの」を見つける、いわば自分探しの3年間と位置付けることが出発点でした。

ですから私どものキャンパスでも、まず第一の理念は生徒を何としても卒業まで導き、次のステップまで進ませることという点に置きました。この理念は口で言うのは易しいですが、いざ現実を見渡すと、そう簡単ではありません。体や精神に弱点を抱えた生徒も多いですし、経済的に難点を抱えた生徒も少なくありません。私どもは、教員にも指導して資格を取らせ、彼らと真正面から向かい合うことを誓い合っています。

第二の理念は、不登校や引きこもりあるいは発達障がい児など、いわゆる学習困難児の受け入れにも積極的であることです。小学校高学年くらいから訳あって不登校になってしまい、中学課程がスッポリ抜け落ちている生徒にも、彼らの持つ学習意欲を塩配しながら、受け入れる体制を取っています。

第三は生徒の進路選択への真剣なアプローチです。高校卒業後の進路は、一般的には①大学進学、②専門学校進学、そして③就職とありますが、私どもはその子その子の適性や意志を尊重して、彼らの将来を見すえてその進路実現に全力投球しています。なかでも、①の大学進学は、私どものキャンパスのそもそもの出自が予備校運営ですから、そのノウハウを生かして、通信制の教育レベルを超えた大学進路を実施してきたのです。②の専門学校進学も、単に名前を知った学校だからそこに行かせるというのではなく、そこの就職実績やら授業方針などを勘案して、選択させるようにしています。

就職活動も、おざなりに考えることはできません。一番安易な道は、今やってるバイトを続けるだけとか、とりあえずフリーターで行くという方針です。やはりあくまで正社員の道を模索するよう指導していきたいと思います。